☑マッサージに行ってもその場しのぎですぐに戻る

☑立ち仕事や歩いていると腰が痛くなる

☑前かがみになると痛くなる

☑朝起きた時から腰痛があって憂鬱になる

腰や骨盤には、筋肉や靭帯、神経などのさまざまな組織があり、筋肉や筋膜、靭帯、関節、神経などの痛みの感覚を受容するセンサーが分布されているところに、何らかの炎症や血流不足などが起きることで腰痛が生じます。

腰痛の原因はさまざまで、原因を特定できるのはわずか15％程度といわれています。残りの約85％は、検査をしても痛みの原因となる異常が見つからない非特異性腰痛です。突然腰に激痛が走るいわゆる「ぎっくり腰」も原因の特定が難しく、非特異性腰痛に該当します。

直立二足歩行をする人間では、脊柱に垂直方向の力が強くかかります。中でも、腰椎(背骨の中で腰を構成する部分)は胸郭(肋骨で囲まれている所)や骨盤のように骨で覆われておらず、軟らかい組織で支えられています。そのため、元々腰には負担が大きくかかる構造となっています。

①背骨のS字カーブ(横から見ると緩やかなS字カーブを描くように腰骨が並んでる)の構造

②腹圧(インナーマッスルによる腹腔内の圧力)

③背骨と背骨の間にある椎間板(背骨にかかる負荷を和らげるクッションの役目)

④股関節の安定性と可動性

このような腰を守るメカニズムが、破綻したり疲労すると腰痛を発症すると言われています。

①不良姿勢

日頃悪い姿勢を続けていると、正常なS字カーブが崩れてしまい、背骨の形が悪くなります。腰椎の反りが無くなり、頭が前に出てくると、腰椎に大きな負担が掛かり、その結果腰痛を引き起こすのです。

また、反り腰になっても、上半身の重みを腰椎で支えることになり、腰痛を引き起こす原因になります。

②インナーマッスルの働きの低下

座りっぱなしが多かったり、運動不足であったり、産後や術後、事故後、転倒後は体幹のインナーマッスルの働きが低下します。そのままでいると、腰椎への負担が大きいままとなり、腰痛を引き起こす原因となります。

③股関節・骨盤の可動性の低下

骨盤・股関節の動く範囲が狭くなると、隣接する腰が変わりに過剰に動かなくてはいけなくなり、腰痛を引き起こす要因となります。

股関節の可動範囲は単にストレッチをするだけで広がらない場合が多く、股関節のインナーマッスルの働きを向上させながら使い方を変えていくことで、股関節の動きが自然に広がっていきます。

④精神的ストレス

何らかの精神的なストレスがかかると、自律神経のうち、緊張状態を作り出す交感神経の働きが高まります。すると、無意識に筋肉が緊張し、腰への負担を高めると言われています。

脊柱のS字カーブを取り戻し、脊柱にかかる垂直方向の力を分散します。

体幹にあるインナーマッスルを一つ一つ意識しながら働かせていき、腰椎を一番近くで守ってくれている体幹のインナーマッスルの働きを向上させ腰椎への負担を変えます。

体幹のインナーマッスルを使いながら、脊柱の柔軟性も向上させることが出来ます。脊柱が柔らかくなると、より腰にかかる負担を分散することが出来、立つ、歩くなどの動作もより楽にスムーズになります。

股関節の動きがよくなると、腰への負担が軽減します。股関節は上半身の重みを支える大切な働きがあり、股関節が不安定だと上半身も固めやすくなってしまいます。

股関節の動きが狭くなっていると、腰をメインで使う癖がつきます。その動きの習慣自体が変わらないと、また腰痛を誘発する可能性があります。体の使い方もピラティスで変えることで、根本からの改善に繋がると考えます。

運動不足による、筋力低下や血流の低下は、腰痛を引き起こす要因となります。適度にピラティスで筋肉を使って、血液循環の改善や筋力低下を防ぐことで腰痛予防になります。

ピラティスは、今この瞬間の自分の身体に意識を向けて行うエクササイズです。日頃の悩みもピラティスの間は忘れることになり、その時間が精神のリフレッシュにも繋がります。また、全身を程よく動かすこともリフレッシュに繋がると考えます。

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