尿失禁とは自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことと定義づけられています。40歳以上の女性の4割以上が経験しており、実際に悩んでおられる方は実は大変に多いのですが、恥ずかしいので我慢している方がほとんどです。

尿失禁には様々な症状があり、大きく別けると、次の4つに分類されます。

①腹圧性尿失禁

骨盤底筋群の弛緩や尿道閉鎖機能の低下により、重い荷物を持ったり咳やくしゃみをした時に尿が漏れる。女性特有。

②切迫性尿失禁

排尿を抑制する機構が十分に働かず、強い尿意を突然感じ、耐えきれず尿が流出する。

③溢流性尿失禁

残尿量が大量になり、膀胱内圧が上昇し、尿道閉鎖圧を上回ると少量ずつ尿が漏れ出る。

④機能性尿失禁

上位中枢と仙髄の間で連絡不全があり、尿意がなく、排尿筋の不随意収縮により尿が流出する。

※当スタジオでアプローチ可能なのは、①と②のタイプになります。

尿漏れの主な原因は、骨盤底筋群の弱化と言われています。

骨盤底筋群の弱化を引き起こす、最も大きな要因は経膣分娩です。その他、加齢や荷重労働、排便時の強いいきみ、喘息なども骨盤底筋を傷める原因となります。

また、座りっぱなしが多いことや、不良姿勢、間違った呼吸、骨盤底筋群以外の協働するインナーマッスルの働きの低下により、骨盤底筋群が働きにくくなっていることもあります。

骨盤底筋群の弱化に伴う尿漏れは、骨盤底筋群の正しいトレーニングで改善できると言われています。

年齢問わず、骨盤底筋群の働きはトレーニングで改善出来ると研究結果からも出ています。

まずは、現在の排尿の状態を知る事が出来ます。こちらで用意してある排尿日誌を付けたり、スコアで表したりします。そして、あなたの尿漏れのタイプが分かり、あなたに合ったアプローチが行えます。

尿漏れの改善に必要な骨盤底筋群の働きを評価します。骨盤底筋群の、収縮の有無、収縮の強さ、持久力等を評価します。

骨盤底筋に力を入れてみても、その収縮感覚が分からなくなっていると、骨盤底筋はなかなか強くなりません。特に骨盤底筋は、妊娠中に赤ちゃんと内臓を支え続けて伸びきってしまっていたり、経膣分娩時に裂傷や切開があった場合は、骨盤底筋群の収縮感覚が非常に分かりにくくなっていることが多いです。

この骨盤底筋群の収縮感覚(力を入れた感覚)が目覚めるように、当スタジオでは、まず骨盤底筋群に繋がりがある筋肉の筋膜リリースを行います。筋膜リリースは痛みを伴いますが、骨盤底筋群の働きは一気にクリアになります。

収縮感覚が目覚めたら、次は、骨盤底筋群の正しいイメージを持てるように絵や図を一緒に見て頂き、力の入れ方、力の入れる方向を確認しながら収縮の練習をします。その際には、正しく収縮したかの確認方法もお伝えしますので、自宅で1人でも正しく強化が出来ます。

間違った骨盤トレーニングは、逆に尿漏れを悪化させてしまいます。当スタジオでは一つ一つ確認しながら進めて参ります。

体がガチガチだと、インナーマッスルである骨盤底筋群は力が入りにくいので、施術やピラティスで背骨や胸郭の柔軟性を取り戻しながら骨盤底筋のレーニングを行っていきます。

私自身も、出産時の骨盤底筋群の激しい裂傷により、産後の尿漏れを長期間経験しました。自尊心の低下や、もう治らないかもしれないという不安な気持ちも、沢山経験しました。藁をもすがる気持ちで受講した『尿失禁ケアセラピスト養成コース』を修了し、自力で改善することが出来ました。尿漏れという同じ経験をした者同士、気軽に何でもお話ししながら心身ともにスッキリ改善しましょう♪

テレビや本を見て自分でトレーニングしてもどうしても治らなかった尿漏れ、マルルで改善してみませんか♪

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